a-doll’s diary

私の人形たちとドールハウスの記録です

a-dollの人形コレクション 2

人形コレクション 2

 3人の小人さん Teedlewomp ( Handmade)

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アメリカのコロラドスプリングスへ行きました。

「Sjmpich」という手作りの人形屋さんの工房を見せてもらいました。

日本から来た人形作家と紹介されて、こそばゆい感じでしたが、雛人形や私の人形の写真を見てもらいました。

この辺りは日本人は余りいなくて珍しがられましたね。

工房で小さい人形作りを見て、その後のドールハウスドールを作る時に大いに参考になったのです。

 

a-dollの人形コレクション 1

オーチャードハウスの木の人形

 

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ボストンの近くコンコルドに「オーチャードハウス」があります。

オールコットが「4人姉妹」を書いた家が保存されているのです。

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お家の中を見せていただきました。

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4人姉妹の小さな人形が展示されてありました。

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当時の様子がよくわかります。

 

裏口にあったおみやげ屋さんでお人形を買いました。

昔の人形のレプリカです。素朴な木の人形と布地の切れ端とともに、服の作り方を買いた紙が付いていたと思います。

帰ってから早速洋服を塗って着せてあげました。

 

2007年に娘はオーチャードハウスを訪れて、欲しかったままごとのティーセットと木の人形を誕生日に買ってくれました。

早速人形を作りました。

新しい人形はお目々がくりくりです。どちらも可愛くて2人並べると可愛さが増します。f:id:a-doll:20160731161341j:plain

4人姉妹それぞれの模様が違ったのが売られていて、わたしのは「エイミー」のティーセットです。

まだママゴトをしたことがありません。

大切に飾って見ているだけです・・・。

 

旅で出会ったドールハウス 3

お庭のドールハウス

バーモンド州にあるターシャ・テューダーの本を扱っていらっしゃるJさんのお店に行きました。

森の中の道を抜けると素敵なお家があってそこがターシャ・テューダーの本やさんでした。

とても歓待してくださって、娘に水仙ムスカリを切ってプレゼント。アメリカの男性は粋じゃね〜。

お庭を見せていただきました。

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お庭には2件の小さな家が建っていました。

お人形の家というより小人さんの家(白雪姫に出てくる)みたい。

Jさんの子供たちのための家で、中に入ってままごとをしたのだとか・・・。

いいなあ。

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旅で出会ったドールハウス 2

「メアリー王妃の人形の家」

ウインダー城に収められている立派な人形の家を見学しました。

(係員がパスポートを見て60歳以上は只ですよ・・・)やったー。

長い行列に並んでやっとお城の中へはいりました。

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うわー立派だ〜。

全てが12分の1で作ってあります。

全ての物を専門の職人に作らせたのでスケールを統一しなければならないのです。

ここから、巷に出回っている庶民のドールハウスは12分の1で作るようになったと言います。

王妃様の寝室。

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ドールハウスを注文するときに、

「美しくなければなりません。長持ちするものでなければなりません。最高のものでなくてはなりません」とおっしゃったそうです。

f:id:a-doll:20160729162015j:plainC.S.ジャガー

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ドールハウスは1924年に完成して当時の英国王ジョージ5世の王妃、メアリー・オブ・テックへ贈られたのでした。

図書室

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図書館には素晴らしいコレクションがあります。

一つは版画、水彩画、デッサンのコレクションでキャビネットに収められているようです。

もう一つは書物で、作家が人形の家のために特別に著述してあって、多くは作家の直筆です!!アーサー・コナンドイル、W・サマセット・モームなど多くの1920年代の作家の著作が揃っています。

 

旅で出会ったドールハウス 1

a-doll の「ドール&ドールハウスクロニカル」も終わりに近づいてきました。

あと2個を残すのみです。

少し休憩して、旅の途中で見つけたドールハウスをご紹介しましょう。

2000年6月に行ったロンドンです。

「ベスナル・グリーン・ミュージアム・オブ・チャイルドフッド」

f:id:a-doll:20160728155327j:plain修道女に連れられて幼児達が見学に来ていました。

たくさんのドールハウスの展示を楽しみました。

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ポロック・トイ・ミュージアム

建物は古く、左は1780年に建てられて、右は1880年です。

2けんが1つのミュージアムで、左側は4階で右側は3階建てになっていて中は複雑でした。1階はショップになっていました。

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劇場のミニチュア、紙でできている子供のおもちゃです。

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ドールハウス 13

ドールハウス「秘密の花園」

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製作2005年12月

少女の頃に村岡花子さんが訳した「秘密の花園」を読みました。挿絵は蕗谷虹児。雑誌「ひまわり」の連載でした。

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1993年製作フランシス・フォード・コッポラの映画「秘密の花園」を観ました。

美しい映画です。

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その前の年に娘がボストンで「THE SECRET GARDEN」を誕生日のプレゼントに買って送ってくれました。

挿絵はターシャ・テューダー。1962年にアメリカで発行されたもので、本のカヴァーはしみがあったり少し破れていますが、中は美しくて古本といえど余り読んだ形跡はないようです。

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ある日これをドールハウスに作ろうと思いました。

ドールハウスの作品としては11作目です。

登場人物は3人。

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主人公のメアリー

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車椅子に乗っているいとこのコリン

小間使いマーサの弟ディコン

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花園の中には池もあって、

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入り口の扉はかなりターシャの影響を受けていますね。

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一番大変だったのは車椅子。蕗谷虹児の挿絵を参考にして作りました。

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懐かしい作品です。家を建てなくても良かった分早く出来上がったのですが、途中で帯状疱疹を患って痛い思いをした辛い思い出もあります。

ビスクドールの顔

人形の魅力はなんといってもお顔でしょう。

洋服も大切ですが、1番目を引くのがメーキャップされた顔です。

いくつものお顔を作りましたが、これが最後のモールドでした。ビスクドール焼成すると小さくなります。

右が型から抜いて乾かしたもの。

左が焼成して釜から出したものです。

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うなじのところにa-dollのマークが入れてあります。

やっぱりアンティークです。

いつ頃の人形か調べる際にここを見ます。

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型に土を流す作業は力が要ります。

ボディの型を流す作業はましてや大変です。若いときの仕事なのです。

 

メーキャップやドレスを作るのは力が要りません。楽しい作業でした。

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