思い出の人形たち
学校の先輩がお嬢さんの結婚のためにと買ってくださいました。
それから2年目に阪神淡路大震災があって、お嬢さんの住まいのマンション(大阪にあります)は大揺れに揺れました。
飾り棚が倒れて、上に飾っていた人形も落ちて、顔は無事でしたがボディ(全パーツ私が焼いたビスク)の胸のところがぐしゃっと割れてしまったのでした。
落ち着いてから人形を預かって、胸の部分を新しいのに付け替えました。
ビスクドールは焼き物なのでヨーロッパでは長い年月愛されています。水に浸かってもどうもなりません。
だからアンティークドールの存在があるのですが、食器と一緒で割れたら壊れてしまうのです。ご家族は無事でお人形も無事に再生できて本当に良かったです。
1993年製作 43センチ
どのお人形さんも私の手から離れて行きました。
どこかで誰かに可愛がって頂いていることでしょう。