a-doll’s diary

私の人形たちとドールハウスの記録です

a-dollの市松(いちま)さん

東洋風の顔の人形

アンティークドール風の人形を目指して作り続けて来ましたけれど、西洋人の彫りの深い顔じゃなくて、日本の幼女を作ってみました。

そうしたら何と振り袖が似合うのです。

伝統的な市松人形じゃないa-dollの可愛い嬢(とう)さんが出来ました。

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香港土産の子供服をつぶして作りました。

可愛いクーニャンの出来上がり。

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こけし人形たちと。

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この振り袖は私が幼い時の着物です。

母が布地を取っておいてくれました。この子は友人のお嬢さんと一緒にフランスへ渡って行きました。

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ドールハウス 8

 

レストラン

2000年製作

家の形をした小さなランプを持っていました。

壊れて電気はもうつきませんが・・・( ;  ; )

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こんな煙突付きのドールハウスを作りたいなと思いました。

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すごい大きな煉瓦造りの煙突。

なぜモデルと反対に曲げたのか?今となっては理由を思い出せませんね。

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レストランが出来ました。

お店の中。

ダンで且つ重厚なイメージのレストランです。

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ハンサムなシェフですね。腕前も素晴らしいことでしょう。

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私だけの人形

 

私が人形を好きなわけ

 

写真は3歳の誕生日。1939年12月。

大きな人形を抱いています。お祝いに買ってもらったのかな。

 

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この春、妹が生まれていて私はお姉さんです。

お目めのくるくるの大きなお人形は私だけのものではなく所有権は赤ん坊の妹にもある事を母が宣言しました。

「二人で仲良く遊びなさい!」

「ええ〜!」

このヨダレを垂らしておしめをしている妹に触らせたくないよ。

つるつるの頬っぺたを汚い手ベタベタ妹が触るのは許しがたい事でしたが、わがままは許されませんでした。

いつか自分だけの人形を手に入れよう・・・。

 

夫と出会って、まだ結婚を決めかねている時「僕の家には仰山人形飾ってあんねんで、今度見せてあげるよ」と言ったので「どんな人形さんか見てから断ってもええかな〜」。

 

夫の家は物が一杯あって、古いお雛様や市松人形、古い西洋人形、こけし人形などがありました。

ある日全部私の所有となりました。

私としては1つだけで良かったのですけれど・・・。

ドールハウス 6

フランスのパン屋さん

1998年製作

古い(戦前からの)小さい食器棚(高さ53センチ、幅50センチ)2個を夫が処分しようとしました。

一瞬閃いたものが・・・

「ちょっと待って・・・私それ欲しい」とアトリエに持ち込みました。

ガラス戸が付いています。

食器棚の背中の部分をくり抜いて、入口と窓を作りましょう。

小さな鋸でごしごし。

棚板を退けて新しく真ん中に板を取り付けて2階建てのパン屋さんです。

板を2枚斜めに載せて屋根です。

 

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ガラスの扉を開けて内装をしました。

2階へ上がる螺旋階段も作りました。

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パンやアップルパイなど作るのは楽しい作業です。

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階段を上がると2階は喫茶店。ケーキセットもありますよ。

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愛しい人形たち

思い出の人形たち

学校の先輩がお嬢さんの結婚のためにと買ってくださいました。

それから2年目に阪神淡路大震災があって、お嬢さんの住まいのマンション(大阪にあります)は大揺れに揺れました。

飾り棚が倒れて、上に飾っていた人形も落ちて、顔は無事でしたがボディ(全パーツ私が焼いたビスク)の胸のところがぐしゃっと割れてしまったのでした。

落ち着いてから人形を預かって、胸の部分を新しいのに付け替えました。

ビスクドールは焼き物なのでヨーロッパでは長い年月愛されています。水に浸かってもどうもなりません。

だからアンティークドールの存在があるのですが、食器と一緒で割れたら壊れてしまうのです。ご家族は無事でお人形も無事に再生できて本当に良かったです。

1993年製作  43センチ

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どのお人形さんも私の手から離れて行きました。

どこかで誰かに可愛がって頂いていることでしょう。