a-doll’s diary

私の人形たちとドールハウスの記録です

旅で出会ったドールハウス 1

a-doll の「ドール&ドールハウスクロニカル」も終わりに近づいてきました。 あと2個を残すのみです。 少し休憩して、旅の途中で見つけたドールハウスをご紹介しましょう。 2000年6月に行ったロンドンです。 「ベスナル・グリーン・ミュージアム・オブ…

ドールハウス 13

ドールハウス「秘密の花園」 製作2005年12月 少女の頃に村岡花子さんが訳した「秘密の花園」を読みました。挿絵は蕗谷虹児。雑誌「ひまわり」の連載でした。 1993年製作フランシス・フォード・コッポラの映画「秘密の花園」を観ました。 美しい映…

ビスクドールの顔

人形の魅力はなんといってもお顔でしょう。 洋服も大切ですが、1番目を引くのがメーキャップされた顔です。 いくつものお顔を作りましたが、これが最後のモールドでした。ビスクドールは焼成すると小さくなります。 右が型から抜いて乾かしたもの。 左が焼…

ドールハウス 12

ドールハウスの本屋さん 毎週届けられる雑誌の付録のパーツで作りました。 丁寧な説明書がついていて、小さなおうちが出来たので、本屋さんを開くことにしました。 看板は「シェークスピア」 小さな本屋さんです。 ドアを開けると、 髭を蓄えた店主がいます…

男の子

ビスクドールの男の子 男の子の人形に挑戦しました。 と言ってもメーキャップを変えて短い紙のウイッグにして男の子の服を着せるだけなのです。 木綿のブラウス。 ウールのニッカボッカとベスト。 帽子や靴も男の子向きのを作りました。

ドールハウス 11

アボンリーの学校 私は「赤毛のアン」の愛読者でした。 娘とプリンスエドワード島へ行きました。 保存されている古い小学校の建物(オウエルスクール)を見ました。 帰ってから創った私のアボンリースクールです。 建築中。 瓦をふいている所。 プリンスエド…

人形の修理

人形の修理を時々頼まれました。 大抵はパーツを繋ぐゴムが伸びきってしまっているので、ゴムを先ず新しくしてボディをしゃんとさせてあげます。 頼まれれば洋服も新しく仕立てます。 所有者が昔お祖父さまから外国土産に貰ったという人形でした。 ドイツの…

ドールハウス 10

魔女の家 2002年製作 ハリー・ポッターの本がベストセラーになって、映画も大ヒットして、ちょっとした魔法の世界ブームでした。 2002年夏、娘とボストンの近郊セイラムに遊びに行きました。 セイラムは17世紀末に魔女狩りがあったことで有名です…

ドレスのこと

人形作りの楽しみの一つにドレスがあります。 白いローンとレースでシミーズとブルーマを作ります。 アンティークな雰囲気を出したいので、家族の古着を利用します。 箪笥にしまってあった着物、それも薄いちりめんの無地が使いよいのです。 白い絽ちりめん…

ドールハウス 9

イングリッシュガーデン 2001年製作 6月にイングランドへ娘と旅をしました。 初めてのロンドンを観光してから車でコッツウオルズに行きました。 ボートンオンザウオーターのB&Bに宿泊。 インテリアのセンスに感激しました。 モデルヴィレッジを見学しま…

a-dollの市松(いちま)さん

東洋風の顔の人形 アンティークドール風の人形を目指して作り続けて来ましたけれど、西洋人の彫りの深い顔じゃなくて、日本の幼女を作ってみました。 そうしたら何と振り袖が似合うのです。 伝統的な市松人形じゃないa-dollの可愛い嬢(とう)さんが出来まし…

ドールハウス 8

レストラン 2000年製作 家の形をした小さなランプを持っていました。 壊れて電気はもうつきませんが・・・( ; ; ) こんな煙突付きのドールハウスを作りたいなと思いました。 すごい大きな煉瓦造りの煙突。 なぜモデルと反対に曲げたのか?今となっては…

私だけの人形

私が人形を好きなわけ 写真は3歳の誕生日。1939年12月。 大きな人形を抱いています。お祝いに買ってもらったのかな。 この春、妹が生まれていて私はお姉さんです。 お目めのくるくるの大きなお人形は私だけのものではなく所有権は赤ん坊の妹にもある…

笑顔の人形

笑っている人形(オープンマウス) 新しくオープンマウスのお顔に挑戦しました。 デコレイティブなドレスはちょっと違和感があるように思えて、 もめんのプリントのお洋服の方が似合うかな。 1999年製作

ドールハウス 7

フランスの花屋さん 同じ古い食器棚です。1999年製作 ただいま工事中。 1階は花屋さん。アネモネという名前は私の好きな花だから。 床はしゃれたタイル張りです。 2階にはポプリを置いています。 2件並べると南仏の街並みみたいや〜。

ドールハウス 6

フランスのパン屋さん 1998年製作 古い(戦前からの)小さい食器棚(高さ53センチ、幅50センチ)2個を夫が処分しようとしました。 一瞬閃いたものが・・・☆。 「ちょっと待って・・・私それ欲しい」とアトリエに持ち込みました。 ガラス戸が付いて…

愛しい人形たち

思い出の人形たち 学校の先輩がお嬢さんの結婚のためにと買ってくださいました。 それから2年目に阪神淡路大震災があって、お嬢さんの住まいのマンション(大阪にあります)は大揺れに揺れました。 飾り棚が倒れて、上に飾っていた人形も落ちて、顔は無事で…

ドールハウス 5

5、雑貨屋さん 1997年製作 アメリカのキットを取り寄せました。ファックスで?インターネットで?忘れました。 大草原の小さな家のローラ・インガルスやプリンスエドワード島のアン・シャーリーが買い物をしたような何でも売っている雑貨屋さんです。 …

小さな人形と小さな椅子

椅子が先?お人形が先?忘れました。 ベネチアで買った可愛い布張りの椅子。小さな小さな人形を座らせてウインドウに飾ってあったのを衝動買いしました。 やっぱりお人形を作ったのはその後です。 小さな人形(身長28センチ)はたくさん作ったはずですが、…

ドールハウス 4

4、テューダー調のドールハウス 1996年製作 1995年アメリカ、コロラド州のコロラドスプリングスのドールハウス専門店でキッドを買いました。 4軒目ともなるとかなり要領が分かってきて上手く組み立てられました。 先に壁紙を張ってから組み立てる…

新しいお人形

アトリエにキルンが来る 新しいビスクドールが出来上がりました。 普通サイズと少し小さめと。2体の原型です。 専門の型やさんでモールドを作ってもらいました。 人形用の土を流し込んで抜きます。 出てきた人形の愛しいこと。 乾かして磨いてキルンで焼き…

ドールハウス 3

3、サンフランシスコの家 1994年5月、結婚式に招待されてオレゴン州のポートランドへ行きました。 お式が済んで後は観光とショッピング。 ドールハウスの専門店に連れてもらって爆買いしました。 往路でサンフランシスコの観光をしたので思い出に特徴…

ビスクドールを作る

教室でビスクドールの講習を受けました。 ビスクドールをモールドに抜くためには制約があるので何度もやり直し。 土が抜けやすいようにツルツルの肌に磨き上げました。 焼きあがった人形のサイズは2割縮むのです。 それも計算に入れて・・・。 お教室の展覧…

ドールハウス 2

3、チロルスタイルドールハウス 味をしめてまたアメリカのドールハウスキッドを買いました。 娘がオレゴン州へ短期留学をして、その帰りに買ってきてくれたのです。 もちろん大きさは違いますが、ヴィクトリアンスタイルの10分の1の値段で買えたし、キッ…

布貼りドール

教室で布を貼った人形を作る課題が出ました。 人形作家の辻村寿三郎風のものを作るのです。 土台を完成した上に布(ちりめん)を糊付けして乾いてからメーキャップ。 ピエロちゃんの大きな目から涙が流れています。 何が悲しいの? 服はシルクだけど、昔の座…

初めてのドール

人形作りのお教室に通って初めてアンティークドールを完成しました。 記念すべき作品です。 1982年作。 ドレスは私のシルクのコートを解いて造りました。 ブローチはアンティークのアメジストです。 油絵を描いていたので、モデルにするアンティークドー…

ドールハウスドールのこと

ドールハウスドールについて 私の人形はおおよそ50センチぐらいの身長なのですが、ドールハウスは12分の1という基準があるので、人形も12分の1、大人で13、4センチぐらいでしょうか。 これほど小さい人の顔はよう作らん・・・。 アメリカからカタ…

ドールハウスの楽しみ方

楽しみあれこれ 1993年当時ドールハウス用の壁紙は日本では売っていませんでした。 仕方なく包装紙の小さな柄のものを探して使っていましたが、アメリカでドールハウス専門店に連れて行ってもらった時にかわいい柄を買い求めました。 ドイツや英国でも爆…

ドールハウスのリニュアル

変化するヴィクトリアンハウス 4年前に作品展の出品依頼を受けて、その機会にリニュアルすることにしました。 あまりにもひどかったのです。 外壁も屋根も塗り直し、内装も壁紙を張り替え床もフローリングに張り替えました。 人形も参加させました。 1階の…

初めてのドールハウス

ヴィクトリアンスタイルの家 1987年にオランダで開かれた「世界人形展」に、初めて焼いたオリジナルビスクドールに赤い振り袖を着せたのを持って参加しました。 会場にはアンティークドールや様々な人形制作用のグッズが所狭しと並べてある中にドールハ…